看護師の転職を成功に導くノウハウ

「応募先の医療施設を細かく調べる」

面接では志望理由や入職後の働き方などを次々に質問されるため、すぐに答えられるようにあらかじめ答えを用意しておきましょう。診療科や病院の治療方針などをされる場合もあるため、細かく調べておく必要があります。まずは病院のホームページなどで基本情報をチェックしましょう。基本情報を頭に入れておくと、質疑応答の対策がしやすくなります。

「清潔感を意識した身だしなみ」

看護師は清潔感のあるイメージが好まれるため、好印象を与えたいのなら身だしなみにも意識を向けましょう。派手な色の服よりも黒や紺色のスーツと明るい色のシャツの方が印象がよくなります。アクセサリーは極力避けた方がいいでしょう。特に注意したいのは髪型とメイクです。長い髪はひとつにまとめて表情がよく見えるようにし、メイクはさわやかで健康的に見えるナチュラルメイクにしましょう。

「面接の流れを把握しておく」

採用の合否は面接の数十分で決まります。面接独特の雰囲気にのまれてしまうと、用意した受け答えができなくなってしまうため、少しでも緊張しないように面接の流れを把握しておくことも大切です。
面接は会場に着いてすぐに行われるものではありません。受付後控室に移動するため、時間ギリギリに着くのはよくありません。15分前には到着するようにしましょう。
面接の時間になると担当者が案内にやってきますので、「本日はよろしくお願いいたします」とあいさつをして指示に従います。受付から直接案内された場合は採用担当者や面接官がくるまで座って待機し、入室したら立ち上がって一礼しあいさつをします。この時、注意しておきたいのが座るタイミングです。あいさつをしてそのまま座るのは相手に対して失礼な行為です。面接官から座るように指示があるまで、自分からは座らないようにしましょう。面接官の質問に対して必要以上にだらだらと話してしまうと印象を悪くしてしまうため、一問一答で答えるようにしましょう。緊張していることは面接官もある程度理解しています。焦らず、落ち着いて誠実に答えましょう。
面接会場から退室する時は「貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」とあいさつをして一礼し、ドアの前でもう一度一礼してから退室するようにしましょう。
面接の流れを把握したら、一度練習しておくと慌てずにすみます。面接では必ず聞かれる質問がいくつかあるため、回答をシミュレーションしておくといいでしょう。また、面接では受け答えだけではなく、基本マナーもチェックされています。お辞儀の仕方や歩き方、表情なども確認しておきましょう。